歌舞伎を観に行きました。
お堅いイメージの歌舞伎ですが
宮藤官九郎さん脚本、三池崇史さん演出のもと
現代風にアレンジされていて
笑いとエッジの効いた
歌舞伎初心者にも楽しめる作品でした。
2015年2月3日に公開された
六本木歌舞伎「地球投五郎宇宙荒事」
僕は、4日18:00の回を観に行きました。
17:45に会場前につくと、すでに開演を待つ人で賑やかでした。
会場はEX THEATER ROPPONG
六本木ヒルズの斜向かいにある、きらびやかな建物です。
係員の方にチケットを見せ、地下に進みます。
劇場入り口に立て掛けられた写真が、観客の目を引きます。
市川海老蔵さん、中村獅童さん、宮藤官九郎さん、三池崇史さんと
豪華なメンバーの集合に、期待が膨らみます。
劇場の中は地下1階と2階に分かれていて
今回は2階のA席での観覧です。
黒・柿色・萌葱の定式幕は
歌舞伎座にも使われているものと一緒の配色でした。
詳しい内容はおはなしできないので、サイトを引用しますと…
今年1月の演舞場公演『壽三升景清』で海老蔵と獅童が共演した際
「新しい歌舞伎の時代を築くために、二人で何かしたいね」と意気投合。ふとそのとき、海老蔵は、今は亡き中村勘三郎から08年に言われた言葉を思い出した。
いわば、中村屋が海老蔵にのこした遺言のようなものである。「成田屋の家の芸は荒事なんだし、海老蔵が新作をやるなら、最後は地球を投げるぐらいのことをやってほしいね」と...。
その言葉が、海老蔵の心のどこかにずっと引っ掛かっていたのだという。それを獅童に話すと、「じゃあ、ともかく地球投げをヒントにやってみようよ」ということになる。
そこに、なんと宮藤官九郎と三池崇史が加わり、多忙な4人が2月に奇跡的に集まることになったのである……。
何と宇宙大戦のお話でした。
しかも時代設定は元禄時代。
獅童さん演じる悪役「駄足米太夫(だあしべえだゆう)」と
海老蔵さん演じる正義の味方「地球投五郎(ちきゅうなげごろう)」
との戦いを描いています。
内容もさることながら
始まりからして、ググッと観客を惹きつけます。
市川海老蔵さんと中村獅童さんの掛け合いが面白く
また、加藤清史郎くんがいい仕事するんです。
笑いもありつつ
歌舞伎の伝統芸も忘れていません。
初心者にも分かりやすく説明しながらも
ご贔屓さんを大切にする姿勢が伝わってきます。
「こんなことありなのか w」と思わせる演出ですが
歌舞伎とは本来、庶民の娯楽だということを思うと
素晴らしい歌舞伎劇でした。
「歌舞伎って何か難しそう」
そう思っている方に特にオススメの作品です。
情報
▼ 概要
六本木歌舞伎「地球投五郎宇宙荒事」
日程:2015年2月3日(火)から18日(水)
全30公演
会場:EX THEATER ROPPONGI
脚本:宮藤官九郎
演出:三池崇史
出演:市川海老蔵、中村獅童ほか
入場料:S席14,000円、A席11,000円(税込)
主催:株式会社3Top
製作:松竹株式会社
▼ 地図
▼ 追加公演について
六本木歌舞伎「地球投五郎宇宙荒事」の名古屋・大阪公演は 8月に開催するとのこと。 4月25日(土)より、前売開始を予定
最新情報 | 六本木歌舞伎「地球投五郎宇宙荒事」名古屋・大阪公演開催決定のお知らせ | 六本木歌舞伎「地球投五郎宇宙荒事」
▼ web site
もっと楽しめる