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初めての縦走(北岳〜間ノ岳〜農鳥岳)計画編

南アルプスへ縦走をしにいきました。
「初めての縦走(北岳〜間ノ岳〜農鳥岳)」と題して、その魅力を数回に分けて、書き留めたいと思います。今回は計画編です。


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白峰三山(しらねさんざん)と称される、北岳、間ノ岳、農鳥岳が、今回の縦走ルートです。


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初めての縦走は、天気にも恵まれ心地よい疲労感で終えることができました。楽しい縦走を経験できたのも、たくましくも優しいメンバーに恵まれたお陰であり、感謝の気持ちを忘れることはできません。


僕は「人生にはその先を左右する大きな経験がいくつかある」と思っています。大げさに聞えるかもしれませんが、今回の縦走はその経験の一つになるだろうと思えてなりません。


計画、実行、相談、判断、体力、装備、労り、自然、食物、感動、危険、内向、外向。1泊2日の短い山登りの中には、”生”の縮図であるかのように様々なコトがひそんでいて、山に魅せられた先人たちの気持ちを(ほんの少しではありますが)理解することができました。


もちろん「山はこうだ」といった偉そうな解釈を言うつもりもありませんし、言えるはずがありません。僕なりに経験して感じたコトや、美しい自然の景色を伝えたいという気持ちにたち、縦走の魅力について書きとめたいと思います。


 


大まかな時間の流れ(計画段階) 


今回の日程は、7/26金曜日の午前1時に立川を出発し、7/27土曜の午後22時に都内着という計画をたてました。


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実際の到着時刻や、所々小さな変更箇所はあったものの、ほぼ計画通りに進みました。予想外だったのは、広河原行きバスの大混雑と美味しい山小屋ごはんの存在でした。泣けるくらいホントに美味しかった。


情報源は雑誌、本そして人


登山計画を練る中で必要なのが「資料となる雑誌」です。また同じくらい大事だなと思うのが「先人達が記した本」です。


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雑誌には、欠くことのできない情報や最新の山事情について書かれています。また写真が多く、具体的なイメージをしやすいのが特徴です。書店には多くの山雑誌があり、どれを読むべきか…と迷ってしまうほどです。僕は気になる雑誌をすべて読むことにしました。その中で参考になった雑誌をいくつか紹介します。


夏山JOY 2013



北アルプス、南アルプスの地図が付いていました。 山小屋ガイド、アクセスガイド、宿泊数別縦走ルートなど、知りたいことが総体的に書かれています。


日本山岳史



日本山岳史 日本の山には古くから信仰との繋がりがありました。 近代登山の歴史を振り返り、先人達の残した足跡に思いを馳せるのも、山登りの醍醐味ではないでしょうか。


山と溪谷 2013年05月号



山と渓谷 最新装備について書かれています。 今の装備事情を知る上で参考になる一冊です。


続いて本についてですが、これは「気持ちを盛り上げるため」といった意味合いを強く含んでいます。人は過酷な状況下にあったとき何を思うのか、山に潜む危険と美しさとは、なぜ山に魅せられたのかなど、人の体験ではありますが、読んでいると冒険に出ているようなワクワクした気持ちになれます。


これは思いのほか大切なことだと思います。3ヶ月の間、キツイなと思いながら、体力づくりを続けることができたのは、登りたいという気持ちを持ち続けたからで、それは本を通して聞いた「経験者の言葉」があったからに他なりません。


青春を山に賭けて



冒険家 植村直巳の代表作。 この人はホントにすごい。全部すごい。


最後の冒険家



探検家 石川直樹の熱気球横断についての冒険記。 自然の怖さをあらためて知りました。


遊歩大全



歩くこととはなんぞやから始まり、道具、危険回避など、バックパッカーのすべてが一冊に書かれています。


雑誌と本の他に、忘れることのできない大切な情報源は「人」ではないでしょうか。 登山道具ショップの店員さんや身近にいる経験者、ウェブ上の経験談をみるのも良いかも知れません。いずれにしても生の言葉を聞くことは、とても貴重なことだと実感しています。


最後に


計画から実行にかけて忘れてはいけないのは「情報はあくまで情報である」というコトです。


人は危険が伴い、初めてのこととなると、あらゆる情報を吸収しようとするものです。情報の多さは時に判断を鈍らせることに繋がります。まな板の上に置いた素材を、食べやすく切るように、情報も自分の経験に基づいて取捨選択する必要があります。


白峰三山の縦走は2泊3日で組むのが一般的のようです。今回は1泊2日でできるだろうと判断し登山計画を立てました。速さを求めていたわけではけっしてありません。できるならばゆっくり景色を楽しみながら登りたいものです。


日程は、メンバー、自身の体力、装備等を相対的に考えた結果です。下山したあとは疲れたなぁと思いましたが、このくらいなら大丈夫だという自信にも繋がりました。そして、自分たちで計画したことが達成されたという満足感を味わうことができました。これは情報を参考にしながらも、現状に合わせて判断したからだと思います。


今回は計画編として、実際の行程、参考書籍等を書き留めました。 
初めての縦走を考えている人、白峰三山縦走を計画している人の参考になれば嬉しく思います。 


最後に植村直巳さんの言葉を添えて計画編を終えたいと思います。



”人の意見も、とうぜん重視しなければならないが、その意見に従ってばかりいては何もできない。人に言われてやめるのではなく、自分で実際に直面して肌で感じ取り、それでできないと思ったらやめ、できると思ったらやるべきではないか”



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