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カンボジアの旅 プノンペンにあるホテル「Green Centre Point Inn」が良い感じ

宿の予約をしないまま訪れたこの国で、初めて泊まったホテルがここ「Green Centre Point Inn」だ。 
事前に宿泊先をネットで調べもしたし、予約をすることもできたが、「まぁ行ってみんと分からんな」と思い、着いてから何とかすることにした。
安易な考えで不安にも思ったけど、結果として何とかなったし、安らかに眠ることができたので、それはそれで良かったとも思っている。
他にも安くて、キレイなホテルはあるだろうが、「Green Centre Point Inn」も飛び込みにしては、感じの良いホテルだったので紹介したいと思う。


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カンボジアに着いたのは深夜0時過ぎ。


無事に着いた安堵感と胸の昂ぶりを感じながらゲートをくぐると、むっとした生温かい風が迎えてくれた。
機内で少しは寝たものの、14時間近くも移動するとさすがに疲れを感じていた。
少しベンチに座って、この先のことを考えようかと思った矢先、5〜6人のトゥクトゥクの運転手達が、小走りでこちらへ近づいてきた。(トゥクトゥクは原付バイクの後ろに、人が4人程乗れるカゴをつけて走るタクシーのこと)
到着早々、異国の男達に囲まれ、片言の日本語で詰め寄られると、驚きを超え身の危険さえ感じた。
後で知ったのだが、カンボジアの人々はとても親日的で、また日本人のコトをお金持ちだと思っている。
バックパックを背負い、カメラ片手にキョロキョロしている日本人顔を見つければ、近寄ってくるのも当然なのだろうと、旅の途中で納得した。
とはいえ、この時僕は警戒心の塊だから、強気で拒否しながらあてもなく小走りでその場を逃げるように去った。


しばし歩いて、もう大丈夫だろうと後ろを振り返ると、まだ後を追って着いてくる一人の運転手がいた。
その粘り強さにガッツを感じたのと、周りの暗さや疲れも相まって、その運転手と交渉することにした。 
空港からプノンペン市内まではトゥクトゥクを使って7ドルが相場と言われている。
強気の値段で来ることも聞いていて、無知なツーリストと思われて必要以上の代金を払わされるのは癪だったので「4ドルで行きたい!」と先手を打つことにした。


「深夜料金だ、14ドルはかかる」
「4ドル!」
「12ドル!!」
「4ドル!」
「分かった10ドル!!」
「…他に頼むからいいよ」
「8ドルでどうだ!!」
結局、相場より1ドル高いが8ドルで行くことになった。
これ以上の交渉は機嫌が悪くなりそうだったのと、怒って悲惨なホテルに連れていかれるのもイヤだったのでやめることにした。 
次は、肝心の宿だ。 
一泊10ドルで考えていたので、その旨を伝えると
「10ドルだとセキュリティーがだめ、エアコンない、水しかでない!20ドルなら良いとこある!」
10ドルで安心が買えるならと、そこは素直に従うことにした。
旅にトラブルはつきものだが、初日からのトラブルは一層気持ちが萎えるので避けたいものだ。


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空港からプノンペン市内までは20分弱の移動となる。
信号はほとんどなく、整備されていない道を止まることなく進んでいく。
時速は30キロくらいだろうか、カタカタ揺られながら気持ちの良い風が体を過ぎていく。
市内に向かって進むにつれ、ぽつりぽつりと目に留まる、今にも壊れてしまいそうな民家やその前に座り込む人々。
バイクの4人乗りや、屋台で炭を燃やしている匂いを感じる程に、異国にいるんだとあらためて思った。 


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ホテル到着までの間は、トゥクトゥク運転手のおいチャンからの質問攻めだった。
どこから来たのか、明日の予定は何だ、行きたいところはどこだ… 。
もう少し元気なら質問にももう少しちゃんと答えれただろうし、聞きたいことも思いついただろう。
しかし…眠たかった。
こればっかしは仕方ないと、半ば会話を放棄しつつ宿に着くのを待った。
そうこうしているうちに宿についた。
外観を見ると想像以上に良さげだったので少しほっとした。
ホテルのカウンターにいたスタッフも、端正な顔立ちで物腰の柔らかな好青年。
良い感じだ。
部屋を見せてもらい、鍵もしっかりとできることを確認し、このホテルにチャックインした。
おいチャンに「ナイス!」と言って、約束の8ドルを払った。
さよならとありがとうを告げ部屋に入ろうとすると、さっきに増してグイグイ明日の予定を聞いてくる、おいチャン。
その姿にガッツを感じつつも、やや無視気味に部屋へと向かった。
おいチャンすまん、こっちは眠たいのだよ。 


Green Centre Point Inn


こんなイキサツで泊まることになったのがこのホテルだ。
・セントラルマーケットに近い
・20ドル
・Wi-Fi有り
・石鹸、歯ブラシ、クシ、タオル有り
・エアコン、テレビ有り
・清潔感有り
・スタッフ好青年


雨風しのげれば良いかと思っていた自分としては、想像以上に良いホテルだった。
次の日は別の宿に泊まったのだが、夜まで(貴重品、現金以外の)荷物を預かってもらえ本当に助かった。(自分の見た限り街にロッカーがない) 
荷物を預けるのに少し不安を感じたが、最悪なくても帰れるだろうと思ったので預けることにしたのだ。


色々とあったけれども、無事カンボジアに到着し、安らかに眠れた旅の初日だった。
部屋の写真を載せたので参考になればと思います。 


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 Green Centre Point Inn プノンペン ~ HotelTravel.com の格安予約と口コミ情報スナップショット 2013 04 04 18 17

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