北海道は小樽に行きました。
印象的だったのは、そのノスタルジックな街並みです。現在、観光地として有名なこの街は、明治以降、貿易の要所として栄えてきました。趣きの残る建物を見ていると、その頃にタイムスリップしたような、不思議な気分につつまれました。
小樽は、札幌から電車で約40分ほど西に進んだところに位置する街で、石狩湾に面しています。
札幌を出発し、電車に揺られながら車窓を眺めていると、銭函駅を堺に、海沿いの景色が広がって見えてきました。
張碓(はりうす)という町を通り過ぎようとした時、大きな岩が現れました。
小樽八区八景に数えられる「恵比須島」です。
そうこうしているうちに、小樽駅に到着しました。天気も良く、通り過ぎる潮風がとても気持ち良く感じられます。
ガラス細工も特産品の一つ。
駅構内にも飾られていて、来る人を出迎え、行く人を見送っています。
駅に隣接された観光案内所に行き、地図を入手しました。
小樽運河と旧日本郵船の建物には行こうと決めていましたが、その他は小樽に着いてから、心のおもむくまま訪れようと考えていました。
三角市場
最初に訪れたのは市場です。駅を出てすぐ左に進んだ先にある、三角市場にいきました。こじんまりとした佇まいに惹かれ入ってみると、エビ、カニ、ホッケ、ウニ、イカ等々、種類豊富な魚介類が所せましと並べられ、なんとも美味しそうな光景が目に飛び込んできます。
カニとウニの試食を頂き、満足感に浸りながら市場を後にしました。
駅を出て正面の大通りをまっすぐ、港方面に向かって歩いていると、レンタルサイクルの看板が目に留まりました。自転車も気持ちよくて楽しそうと思うと同時に、足はお店の方へと向かっていました。
3時間 1000円のプランで自転車を借り、お店に荷物を預け街にでました。走り出してみると、このフットワークの軽快さに嬉しくなりました。
小樽×自転車、とてもおすすめです。
旧日本郵船株式会社
重要文化財 旧日本郵船株式会社小樽支店です。
残念ながら、休館日で中を見ることはできませんでしたが、その佇まいを目の前にすると、高揚する心を抑えることはできません。
開館時間 午前9時30分~午後5時
休館日 火曜(祝日の場合開館、翌日以降の最も近い平日に振り替え) 年末年始(12月29日~1月3日)
入館料 一般 300円 /高校生 150円/ 小・中学生 無料
小樽運河
小樽運河は1923年に造られました。「埋め立て式運河」と呼ばれるように、陸地に水路を掘ったのではなく、沖合を埋め立てて作られています。当時、艀(はしけ)という平底の船舶に荷を積めて、この水路を行き来きしていたそうです。両岸に立ち並ぶレンガ作りの建物を見ていると、ついついその頃の情景を思い浮かべてしまいます。
Photo gallery
小樽には他にもたくさんの見どころがありました。少し小道に入ると、歴史と生活の共住する街並みがあり、大通りには観光地としての活気がありました。そんな街並みをPhoto galleryとしてまとめました。写真を通して雰囲気を感じていただければと思います。