「亀戸」と書いて「かめいど」と読みます。
西は隅田川、東は荒川に挟まれ、そのほぼ中心に位置しているこの街にはドラマがあります。
亀戸はとてもディープで、一言では言い表すことができないくらい味わい深い街です。
この街と出会ってはや７年が経ちました。
亀戸に降り立った当初は、この街の持つパワーや下町特有の雰囲気に圧倒されてました。
しかし住めば都、今ではすっかり慣れてしまい居心地の良ささえ感じる程です。
また、７年の間にあった色々な出来事や、その時の感情が複雑に入り交じり、この街に愛おしささえ感じるようになりました。
下町には、出会いや別れ、義理と人情、笑いや涙がつきものです。
そんなディープな街、亀戸の魅力を少しでもお伝え出来ればと思います。
亀戸○○
亀戸にはいくつか、地名のついた特有の名産や建物があります。
例えば亀戸ホルモン、亀戸大根、亀戸餃子、亀戸天神、亀戸水神…その中でも代表的なものをいくつかご紹介します。
亀戸ホルモン
亀戸にはいくつかのホルモン屋さんがあります。
周辺に皮革産業地帯があるのが理由のようですね。
ホルモン激戦区の中でも抜群の人気を誇るのが「ホルモン 青木」です。
夜の1０時を過ぎても店内は満席状態というのもよく見る光景です。
I love カルビ！
アツアツのご飯にとろけるカルビを巻いて食す至福の味わいをあなたも是非。
亀戸大根
「亀戸大根」は別名「お多福大根」と呼ばれていて、文久年間（1860～1864）から大正・昭和のはじめ頃まで、その名の通り当地・亀戸で栽培されていて、その後宅地化が進み、今では「幻の大根」となってしまいました。
亀戸大根（かめいどだいこん）
栽培している農家も限られているようですね。
いまでは升本さんというお店で味わうことができます。
お上品な門構え。
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亀戸餃子
餃子自体はごくシンプルです。
「小腹が空いたな…亀戸餃子行っとく？」
こんなノリです。
昼下がり、ビールと亀戸餃子で小さな幸せをどうぞ。
お昼の静寂と夜のディープな風景
駅そばに路地があります。
昼間は薄暗く昭和の風景と匂いが漂うこの路地に、人間ドラマを感じずにはいられません。
店先に無造作に置かれた瓶ビールのケース、生活感を醸し出す自転車、夜の闇にとけ込んだ電線も昼には剥き出しになって姿を現し街をかたどっています。
昼下がりの風景に静寂を感じ。
夜の風景に哀愁とドラマを感じます。
さらに狭い路地裏にも小さなお店が数多くあります。
一見開いてるか不安さえ覚えるお店も…
夜になると、いつもの仲間達を迎えてくれます。
亀戸という街、いかがだったでしょうか。
この街の魅力は、ここに住む方々の人間っぽさと、それを求めて集まる人達によって創られいると感じます。
少しでも興味をもって頂ければ嬉しく思います。
個人的には、怒られたり、連れ回されたり、泣いたり、でも結局は笑ったりと、何だか色々な心境が入り交じっていますが、７年間お世話になったこの街に「ありがとう」を伝えたいと思います。
亀戸さんこれからもよろしくね。
