えっせえっせと土を耕して、ていねいに種を植える。
手をかけ愛しむように育てた、元気たっぷりの野菜たちが、今日の主役。
イベントタイトル
FabCafe Open Kitchenから始まる”コンヴィヴィアリテ”
サラド×FabCafeのコラボレーション企画
人生が変わるサラダづくりワークショップ
先日行われたこちらのイベントに参加しました。
作り手の温かい思いがつまった素敵なイベントで、今ではチョップドサラダが我が家の定番です。
”サラド”さんは松見坂の交差点を上がったところにある、サラダ専門のお店です。
「メインになるサラダ」をテーマにオリジナルのチョップドサラダを作られていて、テイクアウトかUberEATSによるデリバリーができます。
ご近所ということもあって、サラドさんのサラダを何度かテイクアウトしたことがあります。
ボウルいっぱいに盛り付けられた色とりどりの野菜。香ばしいオリジナルのドレッシング。ボリューミーな見た目とは違い、ひと口ふた口とパクパクすすむ。それでいて食べた後に重たくならない不思議なサラダ。
その謎を解き明かしにワークショップへ参加しました。
思いを届ける
イベントは、会場であるFabCafeさんのコンヴィヴィアリテ(Convivialite)という食の取り組みついてのプレゼンから始まりました。
タイトルのコンヴィヴィアリテ(Convivialite)とは…
”フランス語で「食を通して喜びを分かち合う」ことを意味します。
様々なイベントを通して、体系的に「食」を学んで味わいましょう。” というメッセージが込められているとFabCafeの小原さんは言います。
続いてサラドを立ち上げたきっかけや、サラダ作りを通して描くビジョンについて、代表の細井さんがお話されました。
その中で「東京はサラダ砂漠だ」という言葉が印象的でした。
乾いた街にサラダを通して潤いを与える。
サラドはそんな、都会のオアシスのような存在になっていくんだろうと思えてなりません。
また、サラダに使われている野菜たちを育てている”かつのりな農園”さんをゲストに、農業との関わりやこだわり、食に対する熱い想いを伺いました。
千葉県山武市にあるかつのりな農園。
200年以上受け継がれる田畑では、年間40種以上の無農薬野菜と、特別栽培米コシヒカリをつくっているそうで、手間と時間をかけて作られている野菜たちはみずみずしく、エネルギーに満ちています。
かつのりな農園の鈴木さんは言います。
「捨てられる野菜を救いたい」 「捨てることは悲しいこと」
そんな言葉の背景には、愛情をかけて育てた野菜たちを思う心を感じます。
サラダ作りはグループに分かれて行いました。
メインの葉野菜をベースに色や味、食感を考えながらオリジナルのサラダを作ります。
メッザルーナという半月状の包丁を使い、サラダを細かくしていきます。
お店では早朝から大量の仕込みを行っているそうで、さすがのメッザルーナ裁き。
スタッフさんのアドバイスとグループメンバーのセンスが交わって美味しいサラダが出来上がりました。
それぞれコンセプトを決めて、思い思いの材料を使って作ったサラダ。
各グループのサラダを食べてまわりましたが、見た目も味も違って面白いなと思いました。
まとめ
食を取り巻く環境を振り返ると、必ずしも良いことばかりではありません。
捨てられてしまう沢山の食べ物、体には良くないとされる食料添加物、古来種の減少など取り組む問題は様々です。
そんな中、サラドさんやかつのりな農園さん、FabCafeさんの
「健康で美味しい食事」
に正面から向かい合う姿をみて、最初に食べて感じた”不思議なサラダ”の答えがわかった気がしました。