中村活字さんは銀座にお店を構えて100年以上続く老舗で、主に活版印刷で名刺等を作られています。
こちらへの訪問は３回目なのですが、店主の中村さんは温かく迎えてくれました。
以前伺ったことを覚えていて下さいました。嬉しい限りです。
株式会社 中村活字
活版印刷とは
活字を使って行う印刷のことを活版印刷といいます。
木版刷りやハンコなどと同じで活版印刷の基本的なしくみはとてもシンプルです。
印刷される部分がそれ以外の所より一段高くなっていて、その部分にインクを付け、紙をのせ上から圧力をかけて紙にインクを転写することで印刷されます。
木版刷りの場合は版が一枚の板からできているのに対し、活版印刷は文字の一つ一つが別々の活字でできており、文字を差し換えたり、印刷が終わった後にバラバラにもどし新たに別の版を組むことができます。
活版のことを英語でmovable type（可動活字） というのはこのためです。
活版印刷とは
昔は多く点在していた活版印刷業者も現在では少なくなってしまったそうで、その意味でも中村活字さんは大変貴重なお店なのです。
中村活字さんとの出会い
引き寄せられた感じです。
個人名刺が欲しいなと思っていて、色々な方々から頂戴した名刺を眺めていると、ビビッとくる一枚の名刺がありました。
シンプルで、手触りが良くて、心地よいインパクトのある名刺だなという感じを受け、是非このような名刺が欲しいと思いました。
直ぐにその方に、名刺をどこで作っているのかとたずねたところ、中村活字さんでつくっていると教えて下さいました。
思い立ったら居ても立っても居られない質です。
それから間もなく、名刺作りのために訪問しました。
太郎さん、紹介して頂きありがとうございました。
店構えです。
銀座の路地裏にあって初めての訪問の時は、周辺を行ったり来たり。
店主の中村さんです。
とても気さくな方で、人柄の良さがにじみ出ています。
今回も仕事の話や、雑談など色々な話をさせて頂きました。
中村活字さんは、多くのメディアにも取り上げられています。
「こだわり」や「ハンドメイド」が今まで以上に注目されているように感じますね。
掲載されている雑誌の一部です。
中の風景。
色、いろいろ。
これも活版印刷。
見事な回文です。
魅力をお伝えできないのがとても残念ですが、今回作って頂いた名刺です。
少し手直しをかけて増刷して頂きました。
やはり美しい♪
活版印刷の魅力と中村さんの人柄が素敵だなと改めて感じる再訪問でした。