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映画「ライフ・イズ・ビューティフル」に魅せられた、格好良い男とは

「ライフ・イズ・ビューティフル」
'13 movie 030 ★★★★★ #movie
英題:Life Is Beautiful 1997年のイタリア映画。
本作はラブストーリーであり、ヒューマンストリートであり、コメディ映画であり、戦争映画でもある。
見終えた後、胸の熱くなる感動的な作品だった。


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序盤は、人生を心から楽しみ自由気ままに生きている男が、突然出会った女性と恋に落ちることからストーリーは始まる。
その後、その女性と結ばれ子供ができる。
機転の効いた身のこなしと軽口で、楽しい気持ちのまま進むのかと思えば、中盤は恐怖の真っ只中へと、話は大きく変わっていく。
戦時中であり、ユダヤ系イタリア人という背景を持つ主人公の男は、妻と子供と共に収容所へと送り込まれることになる。
そこでは、子供を守るためウソを突き通し、何もかも冗談だと笑顔を絶やさない父の姿と、また妻を恐怖から守ろうとする夫の姿が映し出されている。


この映画をみて、本物の格好良さとは何なのかを考えさせられた。
力の強さ、経済力、ルックス、センスの良さなども格好良さを測る一つの物差しではあるけれど、本物の格好良さは、心の強さであるように感じた。
人は、苦しい時、相手のことを考えることのできる強さだったり、辛い時、相手に不安にさせないような明るい立ち振舞いのできる強さに、本物の格好良さを感じるのだと思った。
格好良さとは心の強さであり、心の強さは優しさであり、優しさは魅力である。 本作を観ながらそう思った。
 


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