Movie

「道」を観ての感想

「道」 '13 movie 043 ★★★★★
 原題 La Strada
1954年公開。
イタリア映画。
本作は悲しい物語だ。
主人公は、自分のことを役立たずだと苦悩する女と、自分よがりで独りぼっちの男。二人は大道芸人として放浪する日々を送る。
その中で描かれる心情や人間模様に暗さと、悲しみを感じる。


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哀愁を誘うのは、主題曲によるところが大きい。
どこか懐かしく、切ない気持ちにさせられる。不思議な曲だ。
印象深い言葉がある。苦悩する女に対して言った芸人の一言だ。
「誰だって役に立つんだ。この石ころだってそうさ。」
女がこの言葉に救われたのは、その表情を見れば理解できる。
白黒の映像に時代を感じるが、人間の感情は、時を越え胸にささるのだと思った。


 


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