食べるコトも、作るコトも好きです。
となると、市場も大好き。
市場の中でも特にここ、錦市場はとても魅力的なトコだなと思います。
錦市場の歴史
錦市場の歴史をひも解くと、延暦年間(782-805)までさかのぼります。
当時、錦市場は具足小路(ぐそくこうじ)とかくそ小路と呼ばれていたそうで、1054年に時の天皇である後冷泉天皇が錦小路と名を改めたのが始まりと言われています。
それから江戸幕府が初めて魚問屋の称号を許し、上の店(かみのたな)、錦の店、六条の店を京都の特権的鮮魚市場として三店(さんたな)魚問屋とし、錦市場は本格的な魚市場へ発展していきます。
明治維新後、株仲間、三店魚問屋の特権が廃止された影響で倒産が相次ぎ、大店7軒にまで激減しましたが、水産魚介類業を中心に「錦盛会」が結成され、錦市場は新たに活気を取り戻していったそうです。
1927年、京都市中央卸市場が開業になり、錦市場は卸売(量の商い)市場から小売(質の商い)市場として再出発を果たします。 また、青果業や精肉業などの食料品店を加えたことを機に「京の台所」として新たなスタートを切ったのでした。
それから、井水設備工事の始まりや大手スーパーの進出阻止などを経て、1993年に新アーケードが完成します。新アーケードには、生鮮食品を鮮やかにみせる3色(朱、緑、黄)が選ばれ、各交差点5ヵ所には天井画が設けられました。
現在では、商店街のブランド力を守るため、商店街にふさわしい出店希望者をあらかじめ登録を行い、出店時に積極的にアドバイスを行っているそうです。
錦市場の歴史|京都の台所 錦市場商店街
参考サイト
錦市場
通りの左右に軒を連ねる店舗には、ところ狭しと食に関する品々が並んでいます。
写真を通してですが、空気感を味わってみて下さい。
ついついあれやこれやと買ってしまいそうな、際限なき欲望が沸いてくるこの市場には、強い意志と決意が必要だと感じた昼下がり。
今度は実際に食材を買ってご飯作りたいな。
このあと、天満宮をぐるっと見てまわり錦市場を後にしました。
あー楽しかった。