城ヶ島には、美しい景観が残されている。
見たポイントと概要を合わせ、城ヶ島の魅力の一端を紹介したい。
城ケ島は、神奈川県三浦半島の南端に位置する島だ。
東西に1.8km、南北に0.6kmの細長いこの島は、神奈川県最大の自然島である。
京急久里浜線「三崎口駅」から京急バスを利用し、約30分でいくことができる。
島までの主要道路は26号線。
片道一車線のため(特に帰りの時間帯は)渋滞の可能性があることを知っておきたい。
(2013年5月4日11時頃、三崎口駅に到着。城ヶ島行きのバスを待つこと40分弱。到着までの時間も40分弱だった。帰りは白秋碑前のバス停を16:30に出発し、三崎口到着は18:15だった。)
観光地としての歴史は、源頼朝の遊覧までさかのぼる。
一般的に賑わいを見せるようになったのは、明治に入って三崎〜東京間に汽船が就航してからだ。海水浴場も開設され、避暑地として訪れる人も多くいたという。
北原白秋が「城ヶ島の雨」という詩を発表したのは、大正時代のこと。 全国的に知られるようになったのはこの時だ。
城ケ島の名前の由来はいくつかある。
一説によると、古代から中世まで「尉が島」と称されていたこの島は、源頼朝によって今の「城ケ島」に改められたと言われている。
今回は大きく3つのエリアを見て回った。
① 城ヶ島灯台とリアス式海岸
② 馬の背洞門とウミウ展望台
③ 城ヶ島公園
この島の魅力は、粗削りな自然がコンパクトにまとまっているところにある。
4時間もあればゆっくり一周できる。
幕末から終戦まで、軍事的な要所であったことも忘れることはできない。
自然の迫力を感じ、歴史的背景を思いながら散策することで、日本人の感性を思い出させてくれる。とても魅力的な島だ。