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映画 「グラン・ブルー」 ロマンティックな映像美と男っぽいストーリーに共感

'14 #Movie 070 ★★★★☆
「グラン・ブルー」
公開 1988年
製作 フランス・イタリア
分類 ヒューマン
監督 リュック ベッソン
時間 168分

伝説のダイバー、ジャック・マイヨール。
彼をモデルに、海に熱中する男と、それに恋する女性を描いた作品です。

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登場人物


登場人物を紹介します。

幼い頃に両親を失うジャック。
物静かな性格で、海を愛しイルカと遊ぶことが好きな男。

幼なじみのエンゾ。
奔放な性格でガキ大将気質、ママには弱い。
ジャン・レノの深い声が素敵。

恋に落ちたジョアンナ。
勤めていた保険会社の調査がきっかけでジャックと出会う。
イルカに似てるねとジャックに言われる。

3人の描く物語の共通点は「潜る」こと。
恋に友情に、そして海に潜っていきます。

ロマンティックで男っぽい映画


とてもロマンティックで洒落た映画です。
ギリシャの海、イタリアの街並み、ニューヨークの夜景などが映されています。
舞台には海辺や月、イルカも登場します。
恋もあります。
1988年の公開時には、若者を中心に長い列ができたほどで、そのことも頷けるくらいキーワードが洒落ています。

ロマンティックではあるものの、「男っぽいな」という印象も受けました。
海に固執するジャックの姿にです。

静かで穏やかなジャックには、海に対する熱い情熱があります。
そんなジャックに惹かれるジョアンナ。(女性の心をつかむのは、何かに没頭する男の姿なのかもしれません。しかし、つかみ続けるには没頭しすぎるのは問題のようです。)

「なぜリアル(わたし)があるのに、海に潜るの!?」
ジョアンナは言います。

海に強い関心をもつジャックに対して、次第にその情熱を自分に向けて欲しいと思うのは自然なことだろうと思います。

男は、熱中する子供っぽいところを見守って欲しいと思う、わがままな生き物です。
ある人は山に登る理由を「そこに山があるからだ」と答えました。
止められない衝動、かき立てられる何かがあるから山に登るし、海に潜るのです。
表現ベタなジャックは、イルカと遊ぶことでしか思いを伝えることができません。

「Go and see my love」

ラストシーン、暗闇の中で海に潜ろうとするジャック。
彼に対するジョアンナのセリフはドラマティックで、男の一つ理想を描いています。

「行って見てきて、私の愛する人」の言葉には「しょうがない男、勝手にいってらっしゃい、私の愛に気づくのは海の底でよ…」という思いが込められているように思います。
解釈は様々ですが、諦めと愛の深さを感じる一言です。

実際ジャックのような男は、よっぽどの魅力がなければ、すぐに飽きられてしまう部類に入るかもしれません。
しかし、不器用で熱い姿に共感を持ってしまうのは僕だけではないはずです。

「雄大な青」という意味をもつグランブルー。
海の底でしか味わえない青の世界と、人間ドラマを描いた印象的な映画でした。

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