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映画「誰がため」 は男臭さと人間臭さを感じた感動作

「誰がため」
'13 movie 097 ★★★★★ #movie
原題 Flammen & Citronen
公開 2008年
製作 デンマーク/チェコ/ドイツ
分類 戦争・ヒューマン
監督 オーレ クリスチャン マセン
上映時間 136分


舞台は第二次世界大戦末期、ナチス占領下のデンマーク。
実在したレジスタンスに属する二人の男
フラメンとシトロンが物語の主人公。
男臭さと人間臭さを感じた感動作でした。 


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ストーリー


当時のデンマークには”地下抵抗組織ホルガ・ダンスケ”が存在しました。
ゲシュタポ(ナチス-ドイツの秘密国家警察)とナチスに寝返った人たちを暗殺することを目的としたレジスタンスです。


その中で中心に活動していた人物が、フラメンとシトロンです。


二人はそれぞれの立場で任務を遂行しますが
次第に自分のやっていることに疑問を抱くようになります。


この暗殺は正しいのか
今までの活動に間違いはなかったのか
これからどう生きて行くべきか


主義と人道のはざまで揺れる心は
ストーリーをドラマティックにも見せますし
戦争の痛ましい一面も伝えています。


また、惚れた人からの言葉によって
今まで信じていたことを疑い始めるフラメンをみていると


”力強い行動力のもとは、揺るぎない主義によるものだ”

と思えてなりません。

同時に ”人は愛情をもって生まれてくる”


ことも教えてくれました。


二人の色男


時代に翻弄されながらも戦い続ける男達の姿を
トゥーレ・リントハート
マッツ・ミケルセン
の二人が好演しています。


トゥーレのナイフのような鋭さと
マッツの錆びたついたネジのような渋さは
この時代を色濃く映しています。

どちらも男臭さがあって
嫌なほど格好良く写っているのも見どころの一つです。
セクシーな男とはこのような男なんだろうと思いました。


強さは優しさ


僕は間違いなく反戦の立場ですし
恒久の平和を願ってやみません。
しかし歴史は"戦争は繰り返えされる"ことを伝えています。
これから絶対ないとは言い切れません。


では、自分がシトロンの立場だったら
どんな行動をとっただろうかと想像すると
複雑な心境になってしまうのが正直なところです。


人の本性は危険で残酷です。
危機に直面した時
自分でも思ってもみない行動をとるのが人間です。
それは生き残るために必要な”強さ”かもしれません。

しかし運良く、平和な時代に生まれ
助け合うことの大切さを学んだ僕にとって
命を奪うことが強さならば
そんな”強さ”は必要ないと思います。

人の本性には優しさもあると信じた時 
その主義を貫く”強さ”をもっていたい
そう思いました。


まとめ


明るさの全くない
終始重たい雰囲気の映画です。
しかし暗い過去にスポットライトを当てたことに
意味があると思いますし、考える部分も多いと感じました。


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