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映画「植村直巳物語」この世を去って間もなく30年

「植村直己物語」

★★★★★ #movie
公開 1986年
製作 日本
ドラマ映画
上映時間 140分

植村直巳がこの世を去って、間もなく30年が経とうとしている。
映画をとおして、あらためて彼の魅力を感じた。

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映画のみどころ


魅力的な人物像
映像美 
植村直巳は登山家であり、世界的な冒険家である。
控えめな性格とは対照的に、その冒険スタイルはアグレッシブで、見る者を感嘆させる。
第三者の立場であれば、浮世離れした彼の冒険物語を楽しくも応援しながら眺めることができる。
僕自身、彼の生き方に影響を受けたひとりである。
しかし、本作に映る妻公子さんの心情を察すると「人の気も知らないで」と叱責したくなるのもうなずける。

思いの強弱はあるだろうが、どちらの立場であれ植村直巳は「ほっとけない人物」であることは間違いない。

大学時代の登山部入部をきっかけに、山登りの魅力に取り憑かれた植村直巳は、日本の山に飽き足らず海外の山に憧れを抱く。
1965年のゴジュンバ・カン登頂を皮切りに、モンブラン、キリマンジャロ、エベレスト、マッキンリー…と世界の主峰を次から次に踏破していく。
また冒険のステージを山から陸地へと移し、日本3000kmを完歩し、犬ぞりでのグリーンランド縦断を成功させた。
その一部を本作で描いている。

映画の見どころのひとつは、植村直巳の足跡を忠実に再現している点で、その映像はドキュメンタリーかと見間違える程だ。
また植村直巳の人となりはもちろん、周囲の人々が抱く彼への思いを知ることができ、植村直巳に対する理解が深まると同時に、一層の興味が湧く。

植村直巳との通信が途絶えたのは、マッキンリー世界初の冬期単独登頂後である。
それは1984年2月13日、奇しくも43歳の誕生日の次の日であった。

植村直巳がこの世を去って、間もなく30年が経とうとしている。





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