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映画「星の旅人たち」の美しい景色と歩くことについて

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「星の旅人たち」
'13 movie 051 ★★★★★ #movie
2010年公開
アメリカ・スペイン合作のロードムービー。
見どころは、旅人たちの心の変化と、スペインの美しい景色。


主人公で眼科医のトムは、息子の死をきっかけに、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへと巡礼の旅にでる。


巡礼は、フランスからピレネー山脈を越えてスペインに入り、イベリア半島の約800キロを横断する道のりだ。年間10万人が歩くこの道は、世界でも珍しい道の世界遺産としても有名だ。


トムは途中、3人の旅人に出会い、旅を共にすることになる。 彼らには、それぞれに抱える想いがあり、また歩く目的がある。各々、旅路を踏みしめながら、800キロの道を進んでいく。自分の内面を見つめ、他者と打ち解けながら歩く様は、まさに人生そのものを見ているようだ。


本作を見ながら思ったのは、人は歩こうと思うから歩くのであって、崇高な考えや目的は無くても良いということだ。その歩く道の途中で、出会いがあり、感情が生まれ、目的を知るのだろう。大切なのは、動くことであり、進み続けることである。答えを見出したり、はっと気づかされる瞬間は、進みゆく過程にある、そう思えてならない。


世界遺産に登録されている名所を、数多く見れるのも、本作の見どころの一つだと言える。その美しい風景は「旅に出たい」という思いを掻き立てるには、あまりにも魅力的に映し出されている。


映画を見終えた後、改めて旅への思いが募り、スペインという国に興味を持った。静かなストーリーだが、自然と人生について考えさせられる映画だった。


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